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相続に対する想い

私は常々思います。
親御さんが亡くなったときに、子供たちは、仲良くしないといけないのに、ややもすると「もうあいつとは金輪際付き合わない」、そんな悲しい言葉を聞くことがあります。

そんなことを聞いたら、亡くなった親御さんは、自分の財産のために、みんなを不仲にさせてしまったと悲しみます。

相続人からも、「財産なんて、何もなかったほうが良かった。」
そんな風に思われてしまうと、本当に悲しいものです。
 
相続は、上手にやらないと、みんなを不仲にさせてしまいます。
亡くなった方への想いを、素直に皆さんで共有するためには、事前・事後の心配りが必要です。

それを分かっていただき、そのお手伝いができれば幸いです。
 

生前の準備

私は、財産を持っている方は、ご自分亡き後、ご自分の財産をどのように分けるかを決めるのは、ご自分の責任だと思います。

子供におもちゃを与えるのに、大人から見ると同じようなのに、子供は、こっちがいい、こっちじゃなきゃダメとけんかをします。

何にもしないで、なくなってしまうと、けんかをしてしまいます。

「うちの子供たちは、いい子だから」大丈夫だと考えるのは、無責任です。

 
①これは誰、これは誰、と決めてあげること
②そう決めた理由は、こうだと示すこと
③自分亡き後は、みんな仲良くやってほしいこと

これらを書いた公正証書遺言を作っておくこと、
これらは責任です。


そして、法知識が行き渡っている現在ですから、「遺留分手当て」も必要です。
 

相続発生後の対応

もし、良い公正証書遺言書ができてなかったら、話合で、決めなければ成りません。

「奪い合ったら足りない。けれど譲り合ったら、余るもの」。相続分割に必要な心構えです。

①現在ですから、自分のもらえる持分を主張することは当然です。
 しかし、法的な相続割合が分かったら、それに応じて話し合うべきです。

②細かい解釈については、あまり我を通して、主張しない。
 なくなった親が悲しむことはしない。

③相続は当然の権利とは考えずに、少しでももらえたら、他の人にかかわらず、ありがたいと喜ぶべき。

こんな心構えをしながら、淡々と分けていきましょう。
 

このように、生前にできることは生前やり、相続後は、相続人は、ありがたいと思って、分ける。

そんなことをお話しながら、お手伝いをしていきます。
 

年間100件前後の相続関連事案を受託している「埼玉・川口相続遺言相談クリニック」は、50年の蓄積による多くの事例に基づいて、みなさまの円満な相続の実現を目指します。

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